岩国護国神社 　岩国護国神社は(旧称　関所山招魂場（せきしょさんしょうこんじょう)、岩国市今津町鎮座）は、慶応四年（１８６７）７月に、奥州その他の地で斃れた森脇孫太郎他２１名の霊を奉慰するために、旧岩国藩主吉川経幹(つねまさ)公が、社地を岩国町関所山に定めて建立しましたた。 　明治三年（１８７０）には、山口藩の兵制改革に不満を持った旧長州藩諸隊が反乱を暴動を起こし、その鎮圧の際に戦死した岩国藩兵大林寅太郎外４名を合祀しました。 　明治４年（１８７１）に、廃藩置県となり吉川氏は岩国藩知事を免じられたため、祭費営繕費は全て吉川家の負担するところとなり、そのため吉川氏は関所山招魂場を山口県に寄付することとしました。以来、山口県庁の管理となり、官費の至急を受け、関所山官祭招魂社と称しました。 　その後、西南の役・日清戦争・日露戦争や大東亜戦争の戦没者を合祀して現在に至っています。 社号は、昭和１４年（１９３９）に岩国護国神社と改称、占領期間に岩国神社と称したが、その後に岩国護国神社に復称しました。 　昭和２０年、豪雨のため境内・参道が損壊したため、昭和２８年（１９５３）に現在地の今津町に移転、再建されました。